捧げる言葉「調和と共存」 [宇 宙]
海洋の魚の胃袋は
大量プラスチック
情報化社会の巷は
ディープフェイク
影をもできる事を
宇宙の隅々までに
責任担保をすべし
不幸も伴うことを
宇宙の隅々までに
責任担保をすべし
やがて分かること
責任の担保の限界
さすれば
修復可能を祈して
迷わず起点に帰る
自然との調和とは
自然との共存とは
秋の彷徨 [宇 宙]
今宵の月に眠れない
全ては過ぎ去り行く
日に流れる雲の如く
またとして同じもの
未だ見たことがない
目の前の草木花とて
時の流れに咲いては
今は昨日の花でなく
眺めてる我も同じく
地球と共に宙を徨う
この詩を 昴に捧ぐ
谷村新司さん お疲れさまでした
谷村新司さん お疲れさまでした
地球の叫び [宇 宙]
墓石を眺めていると
子どもの時の不安を
思い出し再びよぎる
高層ビルは猶更ある
自転がずれないのか
季節はずれないのか
気候はずれないのか
我目を研ぎ澄ませよ
我鼻を研ぎ澄ませよ
動植物達の鳴き声と
私たちの地球の声に
※
恰も半世紀程の排気
の如く不安がよぎる
無想極楽 [宇 宙]
ジェットストリームを
聴きながら眠りにつく
城達也さんの声と共に
夜間飛行しながら眠る
身から力が抜けるのが
とっても気持ちがいい
畑での力が引いていく
今日のことを振り返り
明日のことを巡らして
意識が抜けていく瞬間
赤子にかえる無想極楽
長閑(のど)けし [宇 宙]
離ればなれになって
川の流れに身を委ね
あの時の思いのまに
空を見ては雲と歩む
去年の秋のモミジが
淀みから覚めて浮く
吾と同じく遊雲して
ゆるりと流れ始める
身命は露よりも脆く
無に過ごすなと言う
だが吾は淀みと遊ぶ
ゆったりとするのも
時と遊ぶのも吾なり
地球も自然も山河も
全て吾とともにある
タイムトレイン [宇 宙]
もう七回は回ったので
昔昔の大昔の昔になる
今の世をかじ取る者は
私の知らない人たちだ
何を言わん何も言えぬ
老いた眼に見えるのは
変わらない暁と夕焼け
東京往き車内の情景は
老いた人を見る若い私
一眠りして目覚めると
若い人を見る老いた私
同じ私でタイムが違う
いつかはなるだろうが
いつのまになっていた
おおぉぉナイスタイム
素晴らしきかな人生よ
惑う星 [宇 宙]
分けられない物をつかって
自然に馴染まない物を造る
人間の驕りは果てなく続く
惑星地球は患い病んでいる
驕りは産業革命から始まる
誰もが悲鳴を耳にせぬまま
地球の病は慢性化している
春は花 夏は杜鵑 秋は月
冬は雪 生きとして生きる
無欲恬淡 [宇 宙]
お歯黒は土の中に
土の中のお歯黒は
左右どっちが上か
しばし考えている
惑い悩むわたしを
空がわらっている
よい事とまた笑う
人の手を経る故に
欲が出て悩み惑う
光を求めて芽が出る
あらゆるものを放ち