野 船 [宇 宙]
鍬と鎌とビバルディ
秋から冬に向かう畑
今日は穏やかな天気
空は青く後押される
雑念を取り払う耕作
昼飯は太陽光で育つ
野菜と玄米を食して
太陽熱の珈琲を飲む
野も山も空も時なり
太陽は東よりのぼり
月は西の星空に沈む
天川銀河は航行する
ミシン無心 [宇 宙]
ブログの閉鎖で
僕の詩作が迷い
山野に雨が降る
ミシンはいいな
目途が決まれば
無心に道を縫う
コトコト鳴れや
読経にまされし
一気に無になる
雨の日の居間は
いつの間にやら
作務衣だらけ也
※
SSブログは
来年三月で
閉鎖となる
またまたの
彷徨う旅路
皆が来れる
ように道標
作らないと
※ ※
何処であれ
「しゅんの詩と写真の世界」
変わらずに
写真に記し
詩作を縫う
一得一失 [宇 宙]
何かを得れば何か失う
森羅万象が自然本来に
持っている貴重な鉄則
四季折々の気象変化は
ゆるやかな時間を刻む
「奇跡の地球」の謂れは
自然との調和が大前提
蒸気機関を始めとする
利器等は時流を速める
その流れは環境を変え
環境は不適応をつくる
46億年前に誕生して
直近の二百余年の間に
地球は痛く病み始めた
そろそろ気づいていい
何かを得れば何か失う
便利な物ほど要を失う
未来を生きる子供達が
身につけたい能力とは
一得一失を心にとめて
自然と共に生きる能力
黄色点滅 [宇 宙]
あつくてあつくて
たまらんたまらん
喉乾くぞたまらん
雨降って雨降って
たまらんたまらん
溺れるぞたまらん
いつもと違う気象
先が読めない気象
たまらんたまらん
地球は黄色の点滅
なにが原因なのか
意を酌んで考えよ
能く人なればこそ
我 忘 [宇 宙]
経文の意を考えると
雑念で読経が止まる
山の畑を夢中に耕す
清々しい心地になる
都会の雑踏にはない
涼の風で我を忘れる
男だ女だと喧噪する
同数の鋳方にしても
その差違は益々開き
時経ても喧噪消えず
人間が植物や動物と
共生しようとしても
出現時から益々離れ
もう自然へ戻れない
我忘はボーダレス也
全て生かされている
捧げる言葉「調和と共存」 [宇 宙]
海洋の魚の胃袋は
大量プラスチック
情報化社会の巷は
ディープフェイク
影をもできる事を
宇宙の隅々までに
責任担保をすべし
不幸も伴うことを
宇宙の隅々までに
責任担保をすべし
やがて分かること
責任の担保の限界
さすれば
修復可能を祈して
迷わず起点に帰る
自然との調和とは
自然との共存とは
秋の彷徨 [宇 宙]
今宵の月に眠れない
全ては過ぎ去り行く
日に流れる雲の如く
またとして同じもの
未だ見たことがない
目の前の草木花とて
時の流れに咲いては
今は昨日の花でなく
眺めてる我も同じく
地球と共に宙を徨う
この詩を 昴に捧ぐ
谷村新司さん お疲れさまでした
谷村新司さん お疲れさまでした
地球の叫び [宇 宙]
墓石を眺めていると
子どもの時の不安を
思い出し再びよぎる
高層ビルは猶更ある
自転がずれないのか
季節はずれないのか
気候はずれないのか
我目を研ぎ澄ませよ
我鼻を研ぎ澄ませよ
動植物達の鳴き声と
私たちの地球の声に
※
恰も半世紀程の排気
の如く不安がよぎる
無想極楽 [宇 宙]
ジェットストリームを
聴きながら眠りにつく
城達也さんの声と共に
夜間飛行しながら眠る
身から力が抜けるのが
とっても気持ちがいい
畑での力が引いていく
今日のことを振り返り
明日のことを巡らして
意識が抜けていく瞬間
赤子にかえる無想極楽
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