TEKO(てこ) [宇 宙]
テコのコはコロナのコ
テコは小さい力ながら
大きな影響をもたらす
その力がプラスなのか
マイナスに働くものか
そもそもマイナスとか
何に対して言うものか
人間中心に考えるのか
いつの時代も人間中心
そもそもそこが問題だ
素晴らしい力でもある
が、同時に欲望も生む
欲望が人工の物を産む
人工物が複合しあって
宇宙調和を崩している
大きなうねりを起こし
神秘に満ちた宇宙にも
影響を与え始めている
どうか
宇宙の構成物
希有な森羅万象を鑑み
ナチュラルである事を
せつにせつに願い祈る
詩 鏡 [宇 宙]
この歌はなかなか奥が深い
この歌詩が鏡とするならば
若い私は鏡に映らなかった
曇りなく 鏡に
映るその朝には
降っている雨も
吹いている風も
寄せて引く波も
宇宙の森羅万象
みんな君であり
はなしかけると
こたえてくれる
☆
年を重ねると見えぬ物が
見えてくるとは本当だぁ
雨の菜園 [宇 宙]
雨の中にいる私がこの上もなく好きだ
合羽ズボンは長靴の外に出すのがいい
合羽ズボンに長靴が抱かれるのがいい
合羽ズボンの長靴姿がたまらなくいい
合羽ズボンの長靴姿で菜園巡りがいい
履くときにはゆっくりと足を入れいく
腰の部分まで合羽ズボンを引き上げる
スタートが実に簡単ですぐ畑に行ける
雨の中で生活している仲間達に会える
長靴抱っこ合羽を履くととても嬉しい
合羽に当たる雨音も一雨一雨また違う
しゃがんだり膝付いたり肘付いたりと
赤子のように雲遊萍寄の流れに浸かる
晴耕雨読というより晴耕雨歩であるが
いずれにしても知らない世界にひたる
貧しかった幼年
お金は無いけど
自由があったぁ
自由と言っても
創意創造の自由
誘う友無しでも
屁の河童だった
動物や草木達は
私を受け入れて
ともに楽しんだ
でもそのお陰で
宇宙を意識する
生活に出逢えた
病を患ってから
再び自然に戻る