耕 詩 [自 然]
畑に抄き込む度
揺れる詩作メモ
青空が微笑むば
独り言が始まる
青い空が恋しい
青い空が続くと
雨降りが恋しい
常にひとり歩す
常にひとり耕し
諸の現象に浸る
常にひとり聴き
香かいでは舌鼓
森羅万象に酔う
いづい(いずい) [往 年]
テントウムシが歩く
ミツバチが飛び回る
ダンゴムシが転がる
彼に思い出はあるか
知ある故覚えている
好い事より嫌な事を
思い出しては落胆す
思うもの通りいづい
嫌な幼き故にいづい
知がある故にいづい
※
「いづい」とは→
東北、北海道の方言
好い事を思い出して
テントウムシや蜜蜂
そしてダンゴ虫らに
お話してあげたいな
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