新年になってから疲れた


あの日から枯渇した詩水


しばし彷徨っている間に


東京にも雪が降っている








そっとカーテンを開ける


どう原野原を歩いたのか


私の足の裏は血だらけだ


外はいつの間に雨になる








空はどんよりとしている


ちょっとでも油断すると


政界に悪が蔓延るように


雪雲の陰に欺瞞が広がる