2022年03月29日 - 往 年 あのままにした約束を今でも覚えているかな僕は ずいぶんと歳を重ねてしまったのだがこんな雨の日曜日にはしとしとと 想い出すそれはとても遠いところで僕の声はもう届きはしない僕も明日を知らない年月をすれすれに生きてきたけど真っ赤に染まる夕暮れ時はふらふらと想い出すのです卯月の陽と風に干した布団はどこまでも優しくて柔らかいけふという日は 最後と思い陽が落ちれば床につくけれど毎夜 明から暗に入るときはうすうすらと想い出すのです