山桜の畑には


彩と声があり


静と動があり


安と楽がある


そしてそれらが


無為なる自然に


相包まれている







 

文彩に表せば


染汚に属する


群れず


媚びず


靡かず


淡々として


山にいるが


世の争いが


よく見える