
手を放した景色には
ふたたび出会えない
美しく優しい温もり
心の扉の向こうへと
色褪せて霞んでいく
時々ふっと顧みれば
折よく色づいている

楠の枝を空へと辿る
一番先にできた橙の
葉が空に揺れている
昔の景色に折重なる
貴方も見えるのかと
風にたずねてみると
青空の仕業だと言う

2025-01-13 00:00
nice!(142)
コメント(28)
共通テーマ:日記・雑感
闘病生活を経た農夫の独り言を表現しています。 「︙」のメニューボタンを押しPC版サイトをチェックします。
スマホでご覧になる方は、「︙」のメニューボタンを押してPC版サイトをチェックすると見やすいです。