無為寂静 [道 元]
残すべきかと
消すべきかと
捨離進まない
年の瀬となる
記憶は朧気に
ややもすると
今やることも
ぼやけてくる
帆の船に乗り
風にまかせて
寂静の雲海を
ゆっくり進む
※
記憶が自然と捨離
されていくままに
朧気なる雲の原を
泳いでいればよい
野 船 [宇 宙]
鍬と鎌とビバルディ
秋から冬に向かう畑
今日は穏やかな天気
空は青く後押される
雑念を取り払う耕作
昼飯は太陽光で育つ
野菜と玄米を食して
太陽熱の珈琲を飲む
野も山も空も時なり
太陽は東よりのぼり
月は西の星空に沈む
天川銀河は航行する
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