いわし雲 [自 然]
野山に暮らす生物達は
ようやく あの灼熱の
後ずさりを感じ始めて
我とともにホッとする
朝夕のわずかな変化が
空にいわし雲を広げる
野山の仲間たちと我に
ゆとりと豊かさを運ぶ
寒熱は生なるものへの
活性に通じると言うが
心がなければ感じえず
季節の移ろいに謝する
萎れない [平 和]
暑いの暑いのとても暑い
プランターの草花に謝る
地植えの花は元気を求め
生きたい根は活路を求む
今までぼんやりと現れた
飛蚊が鮮明に見えてきた
幾度か行間を邪魔する度
世の絡繰りが鮮明になる
世間では不正事が広がり
何もかも不信に満ちてる
偉い大人の偽りを見ても
萎れるな未来に生く子よ
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